人をどう信頼するか?

この間、人に言われてハッとしたこと。

 

私はある人を信頼できるか悩んでいて、いずれ距離を置いたほうが良いのではと思っていた。

そのときは、人を信頼できるかをHPのゲージのように、1つの総合的な基準で0〜100のどのレベルだろうかと決めかねていた。

その基準だと、信頼度ゲージのここだ!と明確化できないものの、なんとなく不信感が拭えず、いずれは距離を置くと決めたほうが良いのではないか……と考えた。

 

でも、そのことを人に相談したとき、

「悪いところがない人なんていないんだし、「アリ」「ナシ」ですぐ決めつけなくてもいいんじゃない? 『いま』『ここだけ』信頼するっていうのもアリじゃないかな?」

と言われてハッとした。

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たしかに。

1つの総合的な信頼度で、この人は0〜100のどこに当たるだろうと考えて、自分が客観的・総合的に正確に判断できるなら良いだろうけれど、なにか些細なことでも不安な点があれば50以下にするくらい、曲解した判断をしてしまいそうになる。

言われた通りに、悪いところがない人なんていないのだから、不安がない人なんて、本当に少ない。そうなると、信頼できる人には全然巡り会えない。

 

人には色んな要素があって、それぞれが良いものをあれば悪いものもある。

自分から見て、ここの要素だけ信頼できると思ったら、「『ここ』だけ信頼しよう」と自分で決める。

期待し過ぎることも、不審に思う必要もない。(自分が信頼できると思う部分だけ信頼するから)

また、自分で決めるということが重要で、他人に舵をとらせて不安に思うこともない。自分で決めたのだから。

 

言われたことにハッとして、納得して。

悩んでいたその人との関係を、以前より気楽に考えられるようになった。

この部分だけ、いま、信頼する。

未来はわからない。決めるのは自分。

自分で決められる、判断の手綱は自分が持っている安心感がある。

 

白か黒か、ハッキリできれば悩むこともないだろうけれど、人はそんなにわかりやすいものではない。

その曖昧な部分も受け入れて、極度な判断をしない。黒だと決めつけて、可能性をなくさない。

 

 

こうやって他人や自分を受け入れても良いんだね。