「良い」「悪い」はわかりやすい

最近、歴史キュレーションプログラム「コテンラジオ」を聴き直している。

Podcastのラジオ番組みたいなもんである。

 

 

聞き直している中でふと、話し手の深井さんが「『良い』『悪い』ってわかりやすいから」と言っていてハッとした。

たしかに……人間って、良い・悪いを無意識にでも決めたがるし、決めてもらいたがるのかもしれない。

だって良い・悪いがはっきりしていたほうが自分は悩まないし、決めるために苦しむことはない。

でも色んな物事はだいたい複雑で、一概に「良い・悪い」なんて決まらない。

だから何かが「良い・悪い」と掲示してくれるほうが、誰かが掲示してくれた「良いもの・悪いもの」のほうが、人は受け入れやすいのだろうと思う。

人は簡単でわかりやすいものに流れてしまう。

だから、良い・悪いという極端な判断をされたものに吸い寄せられてしまうのかもしれない。

それが本質的に何であるかを考えることを諦めて。

 

ちゃんと、目を凝らしていないと、本質的なものが見える機会が少ないのかも。

気をつけないとなあ。