1人で噛みしめる時間がなければ、自分のものにならない

ここ数ヶ月、朝起きるととても虚しい気分になることがある。

起きたくないな、現実ではなくまだ夢を見ていたいな、という虚しい気持ち。

 

そのこととは関係ないかもしれないけれど、

ようやっと知人がすすめていた鴻上尚史さんの「孤独と不安のレッスン」を読みはじめた。

 

というのも、朝目覚めて虚しい気持ちになってから、「自分は何をやりたいんだろう」「孤独だな」と感じて、じわじわと生きている辛さを感じていて。

自分だけがこんなに孤独を感じているような気分になって、孤独との向き合い方を知りたいなと思っていたこともあって、

買ってから数ヶ月積ん読になっていた「孤独と不安のレッスン」の本を開こうとなった次第だ。

 

まだ1/3しか読んでいないけれど、そうかもしれない、1人の時間を作らなければと思う一節があった。

それは、

 

人間は、1人でいる時に成長するのです。

 

素敵なことを人から聞いても、役に立つことを本で読んでも、1人でそれをかみしめる時間がないと、自分のものにはなりません。

 

という一節。

たしかに、恋をするにしても、なにかをやりたいと思うにしても、相手や物事に向き合っているときは向き合うことに一生懸命で、たしかに気持ちは高ぶるかもしれないけれど、

ちゃんと自分の腑に落ちる、恋だったら恋に落ちるのって、1人で過去を振り返って「あ、好きだ」と自覚するような気がする。

 

何が好きかを見つけるにしても、

それは1人の時間がなければ気づいたふりをしてしまうかもしれない。

何かを見つけたいときこそ、孤独が必要なのかもしれない。

孤独もきっと、悪くない。